看護師はやりがいのある仕事ではありますが、いいことばかりでもありません。看護師だけに限ったことではなく、すべての職種において悩みはつきものです。

職種によって、ある程度悩みの傾向は決まっています。看護師の仕事でいえば、看護スキルの悩み、勤務体制に関する悩み、私生活との両立の難しさ、人間関係の摩擦などが多くあげられます。もし働いていて、なんらかの悩みが出てきた場合には、愚痴を言って終わるのではなく、解消するために努力することも大切です。

しかし、どんなに努力をしても、悩みや課題が次々に湧いてくるような職場も残念ながら存在します。限界を感じるようであれば、逃げるのも一つの手です。

そうならないために、最初から悩みを解決できるような仕組みがある職場・施設を探して就職・転職しておくことが大事です。どのような悩みであっても一人で解決することは難しいもの。そんな中、職場・施設が現場の問題解決に協力的であるかどうかは、働きやすさも含めて非常に重要なことといえます。
就職や転職をする際には、その点をしっかりと見極めなければなりません。

求人を探す時点で見ておきたいのが、職場が人材を大切にしているかどうかという点。研修制度があるのか、福利厚生が充実しているのが、育児をするママにやさしい職場なのか…などの部分から判断することができます。それに加え、職場でスタッフが悩みを相談できる機会が設けられているかどうかも調べておきましょう。

またさらに、就職試験の面接の際などに、働く看護師や患者の雰囲気を確かめておくことも重要です。